STEP 1まず得票率を見る

全国の得票です。得票数を変えると得票率が計算し直され、結果もすぐ更新されます。 得票が0の党は、結果の表示から外れます。

得票パターン

合計 0

STEP 2大きい政党であることが、有利に働いていないか

はじめに:ここで何を見るのか

比例代表は、得票率どおりに議席を分けることを目指す仕組みです。 35%の票を取った党は35%の議席、15%の党は15%の議席になるのが建前で、 得票率と議席率が一致している状態が理想ということになります。

ただし議席は整数なので、ぴったり一致することはまずありません。 176議席の35%は61.6議席ですが、0.6議席は存在しないからです。 どんな方式でも必ず少しずれます。見るべきなのは、そのずれ方です。

  • ずれが、党の大きさと関係なくばらついているか
  • それとも、大きい党ほどプラス側、小さい党ほどマイナス側に偏っているか

後者なら、「票が多いから議席が多い」というだけでなく、 大きい党であること自体が議席の取りやすさになっていることになります。 それが起きていないかを確かめるのが、この画面です。

衆議院比例代表(全国11ブロック・合計176議席)で配った結果です。

それぞれの方式で、各党が何議席取るか

括弧内は議席率 − 得票率です。その下の横棒は同じ数字をゼロ中心に伸ばしたもので、 得票率より議席率が高ければへ、低ければへ伸びます。 政党は得票率の大きい順に上から並んでいます。

各党の得票率と、ドント式・サン=ラグ式それぞれの全国議席数・議席率・得票率との差
政党 得票率 ドント式議席数/議席率(差) サン=ラグ式議席数/議席率(差)

ドント式

ドント式で配ったときの各党の得票率・議席数・議席率・得票率との差
政党 得票率 議席数/議席率(差)

サン=ラグ式

サン=ラグ式で配ったときの各党の得票率・議席数・議席率・得票率との差
政党 得票率 議席数/議席率(差)

STEP 3どこで配られているのか

衆議院比例代表は全国が11のブロックに分かれていて、ブロックごとに配分して全国で合算します。 上の結果は、この11回の配分をたし合わせたものです。

衆議院比例のブロック定数

合計176議席。最小は四国の6議席、最大は近畿の28議席です。

STEP 1に戻って別の得票パターンも試してみてください。 得票の分布によって結果がどう動くかを見ることで、方式の性質を1件の結果だけで判断しなくて済みます。

なぜこの配分になった?(学習モード)

1つのブロックを取り出して、議席を1つずつ配る様子を見られます。 議席数の少ないブロックほど、1議席の重みが分かりやすくなります。

議席 0 / 6

商の表

議席を配るたびに、その回の商が右に1列ずつ増えていきます。 ★ が付いているのが、その回に商が最大だった党です。

得票率との差の合計(この指標の限界)

各党の「議席率 − 得票率」の絶対値を、全党分たし合わせた値です。 ただし合計してしまうと、誰が得して誰が損したのかが区別できません。 大きい党が+5ポイント得て小さい党が−5ポイント損した場合も、 小さい党どうしで±5ポイントずれた場合も、合計は同じ10ポイントになります。 大きい党だから得しているのかを見るには、STEP 2の差分チャートの傾きを見てください。

計算の仕組み

どちらの方式も、やることは同じです。各党について「次の議席をめぐる数字(商)」を計算し、 その時点で一番大きい党に議席を1つ渡す。これをそのブロックの議席がなくなるまで繰り返します。 違うのは商の計算に使う割り算だけです。

議席を1つ獲得したあとの商の下がり方が、ドント式では緩やかで、サン=ラグ式では大きくなります。 これが「議席をすでに取った党が、次の議席をどれくらい取りやすいか」の違いになります。

なお2つ以上の党の商がまったく同じ値になった場合、このシミュレーターでは ①得票数の多い党 ②それも同じなら表の上にある党 の順に議席を渡します。 実際の制度では、くじ引きなど別の方法で決めることがあります。